この小説は、2008年12月に筆者がとある情報を得たことがきっかけで閃き執筆を始めた物語です。剣正義は南西諸島のとある離島にある高級リゾートでレストラン＆バーのマネージャーとして勤務していた。ある夏の日、剣の下に派遣スタッフの野魔学理が配属された。時折、奇妙な言葉を口にしてスタッフたちを驚かせていた野魔は、派遣の任期満了を前にして、「この冬に新しいウイルスがばら撒かれる」と剣に謎めいた言葉を残し、高級リゾートを去っていった。その後、剣も高級リゾートを去ったのだが、野魔の言葉が気になり、野魔の行方を追い始める。野魔を探す剣は秘密組織に監視されることになり、野魔の行方を追えば追うほど自らを追いつめることになる。そんなことなど知る由もない剣を待ち受けていたのは・・・夢見操一渾身の長編ミステリー